大のイカのファンである自分だが、今回聞いたことも無い名前のいかに遭遇した。日本海の鳥取県産のハリイカ。旨いのか不味いのかさっぱり見当がつかないが、店頭の刺身コーナーにあるいかのほとんどこのいかで埋め尽くされていた。よほどの自信か旬の時期に違い無いと思い、値段もリーズナブルなので即買い物カゴに放り込んだ。
イカだけあっていかがなものか?と、しょうも無いダジャレを今回は連発しそうな予感がする。
見た目の印象
まずは箸でつまんで偵察する。
綺麗に5ミリ間隔くらいで切れ込みが入れられている。やはりイカにはこういった演出は欠かせない。
イカしてる。
見た目はいたって普通。色は紋甲イカなどに比べてさらに白く感じる。
理想の女性の肌の色。いや白すぎる。Matt(マット)さんだ。
さて、どうかな? Mattさんは親父(桑田真澄)を超えられるか?
いや畑違いのマウンド。お互い超えることは出来ない別世界。
食レポ
いつものごたくは脇に置いて、定番の醤油とわさびでいただくとする。
いざ勝負。口の中へ。
・・・ ・・?
ナタデココ?
・・いかの風味はする。
・・食感がナタデココ。いや、もっと歯切れがいい。
紋甲イカのようなねっとりとした粘りは全く無い。それとは対照的でサクサクとすぐに歯が通る。
あっという間に噛み終えて喉に運ばれる。あっけない。今まで食したイカで初めての食感。
いかんせん、もっとコリッとした、また粘りのある食感を期待していたので自分としては拍子抜けという感じだ。イカはそもそも独特の風味や旨味はそれほど強くないが、この食感と舌にまとわりつくようなねっとりとした感覚がやはり必要な気がする。
寿司でいただく
さて、いつもの恒例の行事を遂行する。
ネタチェンジ。今回選ばれたのは卵焼き。
というか、海鮮の寿司にこの卵焼きがあることが許せないのは自分だけだろうか?子供や一部のファンのためだけに寿司セットの中に含まれているのだろう。自分としては酢飯とそれほどマッチングしているとは思えないし、海鮮という枠組みの中では異端ではなかろうかと思う。
よってこれから、刑を執行する。
海苔によってシャリと一体化した君たちを引っ剥がす。
ロミオとジュリエット解体。
そして、わさび君登場。
それからカモーン!はりいか! Mattさん!
ネタチェンジ完了!
醤油をセット。
ハケさんがMattさんにガングロメイクを施す。
ごめんね。Mattさん。
では、いざ、いただきます。
・・・
うん、食べやすい。切り込みが入っているのもあるが、サクッとシャリと一緒にそしゃくできる。ご覧いただいてる方も経験あるかもしれないが、イカの中でも硬いものは一口でいかなければネタが噛み切れずにシャリだけ手元に残るといった不運に見舞われる。これは全くそんなことはなく寿司ネタにするにはもってこいのいかだ。いかにして食するかも大切だ。
そして、卵焼きの処分はこれに限る。
単品でいただく。
これが良い!シャリはいらない。そのままいただける。
まとめ
今回胃は回転寿司でも出てきたことのないイカだったので大いに好奇心をそそられた。イカ好きの自分は回転寿司に行くとその店の全ての種類を食するほどイカには目が無い。イカは淡白でヘルシーなのでお腹が膨れても美味しくいただける。ハリイカはイカの中では取り分け淡白な感じだった。世にはまだまだ、食したことの無いイカがあると思うので、生ある限り全ての種類のイカを制覇していきたい。