いやーあったんだ。醤油発祥の地の卵掛けご飯専用の醤油。以前に紹介した湯浅醤油 蔵匠 樽仕込みと同じ会社である かつお風味 たまごかけごはん醤油。値段も90ミリで税込378円とこれも以前に紹介した日本全国の多くの店でおなじみのたまごにかけるお醤油という商品と比べれば150ミリで300円ほどだが量を考えると倍ほどの値段で高級品。手に取ると今までの醤油の瓶の中で一番小さいサイズだ。まさに小さな巨人と言えよう。
内容紹介
内容としては特に変わりなく、かつおぶし、みりんなど卵掛けご飯醤油としてごく普通。
もう無くなりかけで申し訳ないが寺岡家のたまごにかけるお醤油と並べて検証してみる。
やはりかなりスリムである。
二人でくるんと半回転してもらう。仲良しこよし。
早速抜栓してまず香りを嗅いでみる。
・・
ポン酢?・・いや違う。寺岡家に比べて明らかに別物だ。かつおの香りは薄いが、良く嗅いでみると上品なかつおの香りと醤油独特の大豆の香りがとても強いのでなぜか瞬間的にポン酢の香りと勘違いさせられた。
色を比べてみよう。
左が寺岡家、右が湯浅。やっぱり湯浅醤油が濃い色だ。
こちら寺岡家↓
湯浅の方↓
我流TKGの作り方
では、いよいよTKG作戦開始!
では今回も通の食し方を披露させてもらう。
1・熱すぎない暖かいご飯に醤油を掛け回す。
(電子レンジでチンし過ぎたものは高温で卵が熱で固まる)
2・卵黄と卵白を分ける。
3・卵白をご飯に入れる。
4・まんべんなく卵白がご飯と混ざるようにする。
5・ここで少しつまんで味見して必要であれば醤油を追加する。
最初は少なめに醤油を入れてこの段階で調整する。(時間を戻す事ができる方は別)
*タイムリープ可能な人々。時をかける少女などなど以下省略。
6・再び混ぜる。(5・で完了した方は必要ない)
大丈夫かっ!と思うほど濃いが実はこの醤油塩分かなり低め。
寺岡家の醤油でこの色の濃度だと血圧で死亡。
7・卵黄を乗せる。
黄身(君)て綺麗だね。と言いたくなる。
8・卵黄開封。
君色に染まれ。
お味は
そしていただく。
最高の瞬間。
もう、君に夢中。
さあ、肝心の味はどうだろう。
・・
醤油の風味が強い。かつおの風味は控えめだが、後から上品なかつお節の風味が迫ってくる。湯浅醤油ならではの味わいを消さずにそれでいて卵掛けご飯用アレンジされている。
箸が止まらない。あっという間にご馳走様。
まとめ
今回は寺岡家のTKG醤油と比較することになったが、自分としては卵掛けご飯醤油としてはやはりかつお風味がきいた寺岡家のものが好みだった。しかし、ただこの醤油、湯浅の醤油の風味とクオリティーを損なわずに良くここまで仕上げたなと思う。一歩間違えると醤油の風味が台無しになる。かつお風味との配合のバランスを良く熟慮した商品だ。関東や関西の人は一般的なかけ醤油で卵掛けご飯を食することがほとんどだと思うが、そういった人たちにはこの醤油がオススメだ。おそらく違和感なくかつ高い醤油のクオリティーを堪能できると思う。自分としてはこの醤油はTKG以外に十分活用できそうなので、これから他にもマッチしそうなものを模索してみたい。