先日の記事で、父親から鰤王をもらった時に一緒にもらったのがこれ。ボイルした伊勢海老。これも地元の漁師さんから頂いてすぐにボイルしたらしい。スーパーでは簡単には手に入らないので貴重な一品だ。ネットで殻のむき方を見て実際やってみた。サイズはピンと伸ばせばヒゲを覗いて本体だけなら25センチくらいだった。大きくはないがそこまで小さくもない。
伊勢海老のむき方
怪我をしないように愛用のお気に入りの手袋を使ってしっかり掴む。
そして、尾をもう一方の手でゆっくりと引っこ抜く。
見よ、尾の付け根には海老味噌がいっぱい付いている。
そして少し握って殻を潰すと綺麗に剥がれた。露わな柔肌が登場する。
カブトの方はこんな感じ。
みそみそしい!いっぱい詰まっている!
皿の上に移す。
と親指一本分ぐらいの量のみそが残っている。
今度はカブトを解体する。マイ斬鉄剣が炸裂する。真っ二つに!
ぱっかーん!!
以外と身は少ない。しかし海老味噌がさらに先端の方にあるのが嬉しい。
すべての身と味噌を取り出したらこんな感じ。ほぼ尾の方の身が伊勢海老のほとんどの割合を占める。
食レポ開始
尾をカットしていただく。
そのままで
まずは海老味噌がたっぷりついた付け根の部分をそのままいただく。
!!!
旨い!海老味噌最高!こんな味噌のパック売っていれば即買い。そのままで塩味も旨味も完璧。
海老の白身の付け根の部分の旨味と食感もグー!茹でたカニに近い感じだ。
では、合いそうな身近なものをいくつか試しにつけて食してみる。
ポン酢で
・・今一つ。ポン酢が強調されすぎ。
レモン汁
・・うーん。カニのようにさっぱりすると思ったが合わない。
マヨネーズ
・・万能と思いきや合わない。カニとは違う。
何もつけないほうが良い。というか海老味噌が最高の調味料!
残りすべては海老味噌をつけていただいた。
!!やっぱりこれだね。しかし、尾のヒレの部分より頭の付け根の部分のほうが柔らかくて、海老の旨味も凝縮されていて海老味噌の風味が残っていて最高だった。
最後にカブトの身の部分を食してみる。
!うん旨い。しかし少しパサついてるかなぁ。プリッとはしていないが旨味はある。
伊勢海老の殻はダシに使う
そして殻は捨てない。すぐに使わない場合は冷蔵庫で保管する。
ボイルされた殻でも鍋に入れればいい出汁が出る。
大根を薄切りにして後、醤油やかつおだしなどを入れてこの殻を入れて煮込む。
殻は食べれないが魚のように骨がないので安心して食材をいただける。
お味の方は?
!!!
浸みてる!伊勢海老の出汁が凄い。贅沢だ。大根がしっかり伊勢海老に染まって深い味わいに変わっている。こんな大根初めていただいた。おでんの出汁に使いたい。
まとめ
海老の王様といえばこの伊勢海老で高級なイメージがあるのは当然だが、今回食して思ったのは、この海老味噌と殻の出汁は絶品だ。生が大好きな自分だが、海老の味噌はボイルした方が生臭さは消えるかもしれないし日持ちもする。そして、ボイルしていてもまだ殻から出汁が取れるのには驚いた。大根鍋をした後に最後に雑炊をしたがしっかりとこの海老の風味が残っていた。これからもこういった高級な魚のアラや海老カニの殻などは大事に取っておいて冷凍庫に入れておくことを徹底したい。