刺身を頂きたい時に、仕事帰りなどで遅い時間にスーパーに立ち寄った時にではもう何もないという経験をされた方もいると思うが、そんな時にこのしめさばは刺身好きには強い味方である。
何と言っても真空パックのしめさばは店が閉まる直前でも手に入りやすいし、冷蔵や冷凍なので長期間の保存もきくので冷蔵庫にストックしておくことも出来る。しかし、近くのスーパーやネットで容易に購入できるが、今回は冷蔵と冷凍のどちらがうまいのか検証してみた。今回は誰もが入手しやすい全国規模に展開している店のものを紹介する。
【冷蔵】の切れてるしめさば
まずはイオン系のスーパーで購入した。自社ブランドのトップバリューの切れてるしめさば。定価はとても安くおそらくこれより安い価格のしめさばはないと思う。税込価格213円!
庶民に優しすぎる!迷わずに買い物かごにインした。
さて、袋から取り出し器に乗せかえる。若干量は少ないが価格を考えれば問題なし。
しめさばの脂の混ざったツユが眩しい!
何も付けずに
一つ摘んで様子を見る。
結構全体に酢が浸透しているので白さが際立っている。
そのままいただいてみる。
・・
?・塩味が強い!
明らかに以前に紹介した普通の刺身としてスーパーで買ったものと違い塩味があって、何も付けずにそのままでいただける。
それと酢のパンチが強いし酢の甘みもある。
ちょっとさばが酢に追いやられてる感がある。
わさびと醤油で
では、定番のわさびと醤油でいただいてみる。
やはり醤油なしでわさびだけで十分。塩味が強いので血圧を気にする人は塩分が含まれる調味料は使わないようにしよう。
ちょっとパサついてみずみずしさもあまり感じられない。値段相応かな。切ってるから余計に酢が身に浸透しているのかもしれない。
冷凍のしめさば
次も東北の方以外はよく見かけるディスカウントドラッグコスモスで購入したが、極洋(キョクヨー)というメーカーの冷凍のしめさば。価格も控えめ税込価格278円と安い!
さすがコスモス庶民の味方。こちらも切れている。
ノルウェー産。サーモンでは名が通ってるが、さばは果たしてうまいのか?
袋から取り出すとさらに丁寧にパックされている。
自然解凍で冷蔵庫から出して1時間ほど放置。室内温度20度弱くらいかな。
剥がすとこんな感じ。発泡スチロールの板が分厚い。しめさばもみずみずしい。
しかし、さばの脂が凄い!板に流れた脂がキラキラとまばゆい。
キッチンプレートに一部乗せてみる。
くっついている部分は少しまだ凍ってるので無理にはがさない。皮や身が崩れてしまうので様子を見てさらに時間を置いてはがす。
ひっくり返すとこんな感じ。恥ずかしがらないで。(ちょっと罪悪感を感じる。)
表面は酢が浸透している感じ。
何も付けずに
さばの頭に近い部分をいただく。
摘んでみるとこんな感じ。
中心はまだ酢が浸透せずにさばの生感が残っている色合い。
ではそのままいただいてみる。
!!
しょっぱくない!&みずみずしい!塩味がほとんど無い。そしゃくすると口の中で脂がたっぷり溢れ出す。
ノルウェー万歳!冷凍万歳!
わさびと醤油で
これは、何か付けていただく必要がある。
刺身同様わさびと醤油でいただく。
いざ!
!!
!刺身をいただいていると言えるほど生を感じる事の出来る感覚。これは刺身です。
この価格でいいんですか極洋(キョクヨー)さん!
気づいた点だが、時間が経ってからの方が口の中ででしめさばの旨味が増していく!常温に近くなればなるほどいい。冬場なら冷凍庫から出して2時間くらい放置してからいただいた方が旨い。
!結果発表!
冷蔵塩味有り VS 冷凍塩味無し
冷凍塩味無しの勝ち!
個人的感想
結論は言うまでもなく冷凍のしめさばに軍配が上がる。実は他にも冷蔵の真空パックのしめさばをいただいたが、やはり塩味があるものだった。しかし、今回紹介した 極洋のしめさばは明らかに旨かった。寿司屋などでいただくものにはさすがに及ばないが、これほどに刺身と言えるほどのクオリティーのしめさばを安価でしかも容易に入手して自宅の冷蔵庫にストックしておけるのはとてもありがたい。そしてこの度はノルウェー産のさばに一目置くことになったので、これからもそれが目に止まれば食していきたい。