福井の駅弁!炙りのどぐろと炙りますの北陸御前!ますが旨い!

海鮮駅弁空弁シリーズ

またもや行きつけのスーパーで駅弁祭りが開催されていた。今回はいつもより品数が多く全国の8種類ほどの駅弁が並べられていたが、その一つの 炙りのどぐろと炙りますの北陸御前 と言う名物弁当に手を出した。

やはり日本海ののどぐろといえば見て見ぬ振りはできない。海鮮であり値段も並べられている中では比較的安価な方だったので迷わずに選べたのでレビューしていきたい。

概観してみる

中身の詳細を見てみると特に変わったものは入っていないが、わさびが気になった。

箱からスッと横に引くと箸と一緒に出てきた。長さは20センチ弱くらいかな。

以前に紹介した かに千両箱 も同じく福井県で同じ箱に入ってた。

パッカーン!とオープン。

乾燥しにくいようにフィルムのようなものが掛けられている。これって大事。旨い駅弁にはこう言った配慮がされているものが多い。

食レポ開始

フィルムを剥がして、一番最初にいただきなさいと言わんばかりにど真ん中に鎮座している銀杏からまずはいただく。

おかずや薬味をいただく

・・ちょっと苦味がある。ほとんど味付けされていないような本来の味なのかなぁ。

ではまずは、脇の前菜というかおかずから手をつけていく。

茎わかめちゃん。いただき。

・・!うん柔らかく味も薄味でゴマと和えられているので心地よく旨い。


そしてナスの漬物。

・・!ナスの漬物である。それ以外の何物でもない。しかしどことなく優しい塩加減でマイルドな味。

きゅうりの漬物も同じくいただき、唯一の映えるイエロー卵焼きをいただく。

・・・ 普通。型崩れしないしっかりした固さ。少し甘いが甘すぎない。

炙りますをいただく

ではメインディシュに箸を移す。

ますに箸を入れるとほどけるように柔らかいますの暑さ5ミリ弱くらい。

ではますと酢飯と一緒にいただくとする。いざ!

!!柔らかい。口の中でほどける。そして脂が素晴らしい。炙られたジュワーと溢れてくる脂の旨味がたまらない!とにかくこの脂が旨い。酢飯とこの脂と相性が抜群。生のサーモンより上手く感じる。もう別のジャンル!

口をリセットするのに紅生姜をいただく。

・! 思ったほど甘くはない。のどぐろをいただく前にもってこいのお口直し。


炙りのどぐろをいただく

ではのどぐろをいただくとする。

上に乗っている緑色の薬味は何か?

とりあえずいただいたみる。

・・!わさび!本わさびの刻んだものかな?でも、全くツンとこない。

肝心ののどぐろは・・

?・!大人しい。白身の焼き魚。アジより上品で少し硬めの食感。ますに比べると脂はそれほど乗ってないかなぁ。薄味なので薬味や漬物と一緒に食しても良い。

のどぐろの裏面はこんな感じ。

酢飯なしで単品でいただいた方が味がしっかりとわかる。

さて、試しに酢飯だけをいただく。

!!うん。酢飯大事。酢は柔らかく甘みも抑えられている。これこれ。駅弁の酢飯の基本。

紅生姜と一緒にいただく。

・!!いいね。薄味ののどぐろのいいアクセントになってる。


やらかす

もう残り僅かのところで異変に気付く。あれ?

こ、こんなところに醤油が!

なんてこったい。

今まで食した駅弁は外箱の中に割り箸などと一緒に醤油はまとめられていた。まだまだ修行が足りない自分を呪った。

ささやかながら、最後に残った薄味ののどぐろちゃんに醤油を滴らせていただいた。これが正解だったのか!

・・・!のどぐろのためにあったんだ! 最後の一口で気付く。

子供の頃見た初代 猿の惑星 のラストシーン で「ここは地球だったのか」と言うセリフを思い出す。

悲しいかな醤油は余りまくり。

個人的感想

のどぐろは魚好きには隅に置けない日本海を代表する魚なので、どうしても気になって仕方ない。しかし今回いただいたものは炙りますの旨さにのどぐろは影を潜めた感がある。同じ中身で比較してここまで差があるのは珍しい。まあ、炙りますの旨さが半端ないので差は開いたというのはあるが、トータルして考えればこの炙りますは是非食していただきたいので、差し引いても購入する価値は大いにあると思う。しかし機会があれば再びのどぐろにチャレンジしたい。

最後に一言。購入された方は付属の醤油にお気を付け下さい、

海鮮をこよなく愛する庶民
kei-chan

197X 年生まれ 和歌山の海に囲まれた環境で生まれ育ち、子供の頃は親が釣ってきた新鮮な魚をいただくうちに、日常の食卓に魚介類が欠かせないと思えるようになった。釣りは苦手だが、海の幸を食することに喜びと生きがいを感じる。共感してくれる誰かがいてくれたら応援してほしい。

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