今年の夏も楽しみにしていたヤツがやってきた。和歌山の紀南地方で取れた生きた新鮮な天然岩ガキ。以前も岩ガキを紹介たが生でもいただけるが、焼いたほうがうまかった。
ところで岩ガキは蒸しても焼いても殻が開かない。開けるのは大変だが、開けるときに傾けない限り煮汁がたっぷり中に残るのは嬉しい。旨いスープをすすれるのも貝ならではの醍醐味。
地元のスーパーや海鮮市場でも旬の時期は売っているが、小さくて幼児の握りこぶし程度の大きさで400円くらいしてた。今回いただいたのは厚みはさほど無いが、大きものは大人の男性の手のひらサイズ。
出来れば、炭を敷いて網で焼いていただければ良かったのだが、面倒くさいし火加減が難しいので、前回と同じくガスコンロの魚焼きグリルで調理した。今回検証してみたのは、ネットで旨いと言われる焼き方や、つけると旨いと言われているものを試してみた。
アルミホイルで包んで焼く
果たして旨いのか実際にやってみる。時間は先回と同じ水を敷いてから強火で5分とひっくり返して2分。計7分。
眩しい光を放つ!シルバーオイスター。期待してる俺のスター!
焼きあがったものを開いてみる。
あれ?ほとんど焼けてない!どういうこと?どうした おい、スター (強引)
アルミホイルが熱を遮断している。
これではダメなので再加熱。表にアルミホイルをかけさらに3分ほど焼いた。
あれ、まだ焼きが甘いな!
もう嫌だ。シルバーに輝く舞台衣装を引っ剥がす。もう甘やかしはしない。スター気取りは許さない。
再々加熱!そのままグリルに入れて焼いた。3分くらい。
やっと通常通りの焼き加減。これは時間と手間がかかるだけ。
しかし、悲しいことに下側は身が変形してる
アルミホイルは不要!そのまま焼くのがベスト。
何もつけないのが一番旨い
レモン汁でいただく
ちょっと形が崩れて申し訳ない。
では、定番のレモン汁はいかがな。
いただきやす。
・・
!うん。予想通り。さっぱりするな。かけすぎると岩ガキ本来の旨味が奪われるので少しだけで良い。
タバスコでいただく
巷で旨いと評判になっている。
さていかがかな?数滴振りかけた。味のイメージがわかない。
どうだ。
・・
!なるほど。岩ガキのクセというかちょっとした臭みを感じなくなるのが不思議。しかしその反面若干旨味を感じにくくなる。
何もつけない
やはり何もつけないほうが良いかなぁ。
そのままいただいく。
自然海の力を信じる。ではお口にいらっしゃいませ。
・・
!!これでいい!余計なものはいらない。岩ガキそのものの旨味が最高に素晴らしい。程よい塩味と磯の風味は何も必要としない。
まとめ
ここ数年間夏の時期は岩ガキをいただいているので、旨い食べ方を極めれられればと思いネットで情報を拾って検証したが、やはり個人的にはシンプルなのが一番。凝った調理や調味料は新鮮な岩ガキに必要ない。生でいただくか、そのまま焼いて何もつけずに食べるに限る。他県の岩ガキはまだいただいたことがないが、基本は同じだと思う。今までいただいた貝類はホタテ貝柱以外は火を通すほうが自分は旨いと思った。今後機会があれば、ぜひ牡蠣小屋で焼いた牡蠣を腹一杯いただきたい。