行きつけのスーパーで、2週続けて同じ刺身の短冊を買ってしまった。1週目は長崎県産でよく目にする産地だった。そして次の週も懲りずに購入。そうその魚はタイトルにあるつばす。そして次の週も同じくつばすの刺身だが、産地を見てみるとこれは大好きな日本海鳥取県産ということで、これは是非味の違いを確かめたく購入することにした。2つとも天然物でこれはなめろうで挑戦したくなった。もちろん一部は刺身でいただく。価格が鳥取県産の方が約300円安いのは驚いた。確かに安い鳥取県産は購買意欲が高まるが、味に開きがあるのではないかと不安になる。
見た目の比較
身を比較すると左が長崎県産で右が鳥取県産。サイズ的にはほとんど変わらないが、左の長崎県産の方が肉厚がある。
どっこいしょ。ひっくり返して。左が長崎県産で右が鳥取県産。どちらも身の色はほぼ同じ。
サイズ重さは計っていないが、長崎県産の方が重いのがわかる。
食べ比べる
長崎県産をいただく
長崎県産の短冊を一部を食べれるサイズにカットしてみた。腹の部分は脂が乗っているのがわかる。
まずは腹の部分をいただく。では。
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!!夕方に買った割に生臭さが少ない。脂も見た目に反しない感じの乗り。
背の部分はいかがかな?
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!!味が締まっていてコリッとしていて旨味が強い。特に際立って旨いというわけではないが、地元和歌山のものよりも生臭さが少なくて食べやすいと感じた。
さて、つばすでなめろうは初挑戦、今までアジではないカンパチやヒラマサなどの魚をなめろうにしてきたが、この度はどうなのか?残りの全てをなめろうにする。引っ張りみじん切り器に具材を放り込んでレバーを引っ張る。
以前にも紹介したが手っ取り早くなめろうを作るにはこれ。
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素早く大量にできるが、身が多すぎて2回に分けて作った。
久々のネタチェンジ!卵焼きは寿司ネタのレギュラーから外される定め。
こんにちは、つばすのなめろう寿司!いただきます。
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!!!
旨い。微塵も生臭みを感じない。ただ、酢飯といただくとさらに醤油や味噌を追加して味を濃くする必要があるので、寿司にせずそのままいただいた方が健康的。
あっという間に完食してしまう。つばすのなめろう恐るべし!刺身より旨い!
器に残ったなめろうを舐めろうと言われればそうするレベル。
鳥取県産をいただく
今度はあれから1週間の時を経て同じく鳥取県産のつばすの味を検証する。同じく1口サイズにして刺身をいただく。まずは、腹の部分から。
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!!
うま!生臭さがない!長崎県産より明らかにクセもない。脂の乗りはドローかな。
背の部分はいかがかな。いざ、いただく。
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!!
本当にくせがない!食感も長崎県産よりさらにしっかりとした歯ごたえがあるので、鮮度が良いように感じる。しかし、つばすの旨味は長崎県産の方が上だと感じる。そしゃくした瞬間からしばらく旨味がまだ消えずに口の中に残っている。
さて、ラストはなめろうでいただく。断然自分は刺身よりこちらの方が好み。
一週間経つともう堪えられなくなるほどリピートしたくなるほどの旨さ。作成過程は割愛させてもらう。
ヒャッホーウ!いただきます!
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!!!はい旨い。
なめろうにすると長崎県産も鳥取県産も違いがわかりません。
食べ比べの結果
⭐️WIN 価格差で鳥取県産!
個人的感想
違いは確かにあった。長崎県産の特徴はつばすらしい魚の旨味とカツオのような少し舌にまとわりつくようなのような食感でいかにも刺身をいただいているという感覚が良いと思う。一方、鳥取県産は味は淡白だが、青魚特有の臭みが無に等しい。これは好みの問題になってくると思う。今回判定した結果に関しては、サイズはわずかながら鳥取県産の方が小さいのだが価格差がそれよりも大きいのが気になったので鳥取県産をお勧めしたい。一週間でここまで価格が変動することはあまりないと思えるので、もしかしたら輸送にかかる費用が関係しているのかもしれない。和歌山県から鳥取県までの距離と長崎県までの距離は倍ほど違うからだ。しかし、つばすのなめろうは大正解だ。比較的安く手に入りやすいので、ぜひ読者にもチャレンジしてもらいたい。