カツオの刺身は色々種類があって面白いが、今回いつも良く足を運ぶスーパーで、目に止まったのがそまかつお。記入ミスですまかつおの間違いなのではないかと思ったが、目を隣に移すとそこにはすまかつおが置いてある!?もしかしたら産地で呼び方が違うので、知っているかつおの種類ではないかと思ったが、何と2つとも同じ和歌山県:串本産!同じ漁港で水揚げされたものなので、やはり違う種類なのだろう。そとすの違いで困惑してしまう自分。ググってみてもよく分からなかった。
価格や見た目の違い
すまかつおは短冊でしか売ってなかったが価格が安く、一方そまかつおは切り身のため若干だが量は少なく100円ほど高かった。
すまかつおは切り身にして少しだけ器に盛った。見た目は、すまかつおは、いつもいただく普通のかつおと表記されているものと差はないが、そまかつおは皮目の側が結構白い。
食べ比べてみる
すまかつおをいただく
まずは、下のそまかつおからいただく。マグロの赤身よりも鮮やかな赤。情熱的だ。
では、醤油とわさびでいただく。いざ!
・・
!!!旨い!臭みが無い!しかも淡白ではなくクリアーなかつおの旨味だけを感じられる。これは、久々に旨いと思ったかつおだ。鮮度が良いのもあるが、もう普通のかつおを買う気がなくなる。
そまかつおをいただく
分厚くカットされた切り身。色はすまかつおに比べると少し濁った感じ。だが、脂が乗った感じの光沢。
それでは、ソマちゃんいただきます。
・・
!!!うんま!分厚くカットされているので、かつおの旨味がさらに爆発!すまかつおより凄い。味の方向性が違うというか、すまかつおに比べて若干のクセがあるが、それでもそのかつおの風味と旨味がそれを凌駕して、かつおらしさを堪能できる。そして脂がすまかつおよりも感じられる。好みは別れるかもしれないが、かつおのクセや臭みが好きなら、そまかつおかな。
次の日にいただくと
その日に食べきれないので、残ったものを冷蔵庫のチルド室に入れた次の日にいただいた。(よいこは真似しないでね。)
何と、出してみるとすまがつおが変色していた!左の一切れがそまかつおで、右側の全てがすまかつお。皮目の側が白くなって、そまかつおと見分けがつかなくなっている。
おそろ恐るすまかつおをいただく。手がブルってる。(ピンボケしました。)当たって砕けろ!
いざ!エイヤー!
・・
!?!うん、まあ大丈夫。旨い。だが少し臭みが出てきてる。(チルド室バンダイ。)
そして、最後はほとんど変色していない、そまかつおをいただく。
いざ!
・・
!!おっ!旨い。ほとんど味変していない。少し旨味が衰えた感じかな。臭みに変化はない。
まとめ
この時期、店頭によく色々な種類のカツオが並ぶのは嬉しい。特に今回購入したすまかつおは本当に鮮度が良く全く臭みが無かったので驚いた。価格も普通のかつおより安かったので、コスパはとても良い。とにかく赤身が美しいものを選べば外れないだろう。そまかつおも僅かに臭みはあったもののかつおの旨味の濃厚さが素晴らしい。どちらも買って正解。生姜で臭みを消す必要がないので、旨いかつおは醤油とわさびで良い。これからもまだいただいたことのない珍しいかつおがあれば紹介していきたい。