11月に私用で大分県まで行く事になった。滞在時間は限られているのでほぼ和歌山の自宅にトンボ帰りの状態ではあるが、なんとここ大分ではサバの刺身が食べられるという店があるというので、少し道草になるが、こんな機会は滅多にないので、さっそうと車を走らせた。そう今回向かったのが、あまべの郷 関あじ関さば館だ。
レストラン雰囲気
1階にショップがあり、2階が広々としたレストランで、カウンター席からの眺めは最高。沖の先には四国があり瀬戸内海の豊後水道(ぶんごすいどう)を眺めるのは初めてだ。
この日は平日で時間は午前11時過ぎ。まだお客さんはまばらだった。ここの売りは海鮮丼なのがすぐわかる。
注文のシステムは進んでいた。タブレットで入力した。店員さんに関の海鮮丼に乗ってる刺身を確認してみると関さばと関あじと関ぶりという事でご当地の関ブランド!価格も税込で1320円と海鮮丼にしては破格すぎる!自分にはこれしか選択肢はなかった。
関の海鮮丼のインパクト
注文してから10分もかからなかった。気持ちの良い外の景色をを眺めながらだったので席に運んでこられるまで全く待った感じがしなかった。
うひっょ〜!何という演出力というかボリューム。蓋が乗ってるのがサプライズ感があっていいね!
いざオープン!えっ!何と、あ、あじの首がピクピク動いてる!活造り!新鮮さがモロ分かり。
上からのアングル。サザエまで乗ってる!関サザエ?
紹介すると時計回りに関あじ、サザエ、関ぶり、関さばという順番。
いざ実食!
これ関ぶり?
まずは、鯛のような身の色の関ブリをいただく。身が薄めにカットしてあるが一枚一枚がデカイ!
わさびと醤油を付けいざ!
・・
!!!え?鯛?今までいただいたことのないぶりの味。5噛みくらいしてぶりの風味が出てきたような気がしたが、明らかに食感も脂の旨味も種類が違う。鯛と言われれば気づかない人もいると思う。時期的に脂の乗りが少なかったのかもしれないが、ぶりの旨味が好きな人には物足りないかも。しかしこの身の弾力はたまらない。店員さんこれ本当にぶり?
さて、ご飯の方は酢飯ではなかった。ふっくらとした程よい暖かさの白飯。
関あじの新鮮さに驚愕
そしてピクピクしてた関あじ。鮮度は言うまでもない。
では、命の尊さに敬意をはらいながら感謝しいただく。いざ!
・・
!!!何という歯ごたえ!生きた身の反発力というか、生命からの贈り物だ。今まで頂いたどのあじよりも新鮮なのがわかる。そしてあじ独特のクセというか臭みなど微塵も感じない。それからそしゃくするとあじの旨味と脂が徐々に口の中に広がる。これからもうスーパーであじの刺身が買えなくなる。さすが関あじ、あじの王様と言いたい。
サザエは火が通されていて一口サイズにカットされて食べやすい。味付けは薄めだが酒のツマミになりそうな味わいだ。
関さばの脂の旨味が爆発
そして楽しみにしてた関さばの刺身。さばの刺身をいただけるのは全国でも限られた場所しかないので、貴重な経験だ。薄めにカットされているのも、アニサキス対策の一つだろう。ではさばに当ってサバイバルにらない事を願いいざ!
・・
!!!?えっ?ぶり?いやさばだ。一瞬口の中に入った瞬間ぶりに似た脂の風味を感じて、こっちが関ぶりだと思った。しかしそしゃくすると鯖の旨味が現れる。しかもクリアーな臭みのない味なのでさばとは思えない。目隠されたらぶりといってしまうだろう。 脂もさっぱりしているので100枚くらいいけそうだ。確かに旨い。
そしてやはりご飯と一緒にいただくのが刺身の脂を味わえる。ご飯を関さばで包んでいざ!
・・
!!!うまっ!関さばの脂の旨味がたまらない。誰か箸を止めてくれ。
結びに
近隣ではしめ鯖しか食べることはできないので、さばの刺身をいただける機会がこんなに早く訪れるとは思ってもみなかった。念願がかなってとても満足した。とにかく今回いただいた海鮮丼はコスパが良い。平日にあるにも関わらず、自分が食べ終わるお昼前でも満席に近い状態だったので人気の食事処なのがわかる。東京なんかで頂いたら倍はするだろう。しかし当然関あじと関さばのクオリティは現地でしか味わえないと思うので機会があれば、ぜひ一度足を運んでいただいて欲しい。