刺身包丁の切れ味復活!Amazon人気の砥石VSロールシャープナー!

魚介グルメアイテム

親が以前に使っていた刺身包丁がずっと引き出しに裸のまま台所の置いてあった。サビサビで衛生的にも良く無いので全く使う気にはならなかったが、他の包丁も何本かあったので、新しいのを買うよりも砥石を買う方がコスパが良いと判断した。身近で包丁を研ぐ様子は何度も見てきたが、しかし実は自分は砥石で包丁を研いだことがない。普段自分の包丁研ぎはロールシャープナーなので数秒ほどで完了している。果たして砥石は買うだけの価値があるのか?

家にあった錆びた刺身包丁

ステンレスではなく材でできているのでこうなる。(ついいつもの癖で)

お前はもう死んでいる!これで食品は切りたくない。

拡大

研がずに切れ味を試す

100均で買ってきたメラミンスポンジを使用して切れ味を確認する。

使用しやすいように持つところのスポンジが黒色で硬い

包丁を入れてみる。少しだけ力を乗せたが、白い部分はすぐに切れたが、やはりスポンジの黒いところで止まった。

往復10回ほどして切れた。切れ味悪っ!

ロールシャープナーで研ぐ

Amazonで人気の京セラのロールシャープナーそっくりのIKEAで買ったロールシャープナー。おそらくOME供給されているものと思う。

カバーを開けるとローラー砥石が斜めに配置されている。

それではいつものようにこのロールシャープナーでちょうど10往復する。

わずか数秒で完了。ほとんど見た目は変わっておらず、確かに刃の研いだ部分だけは光っているような気がするが、しかしサビサビは相変わらず。

切れ味を試す

果たして切れ味はいかほどのものなのか?本当に刃が研がれているのだろうか?いざ入刀!

・・

!えっ!スッと黒スポンジに刃が入った。

ほとんど力を乗せずに包丁の重みだけの3往復で切断!こんなに楽してこんなに切れ味が変わるならみんな買うわ。Amazonベストセラー1位もうなずける。

砥石で研いでみる

Amazonで人気の砥石を開封

買ったのは SHAN ZU というブランドの砥石で1000番と6000番がそれぞれ片面にあるものだ。

これはロールシャープナーと同じくAmazonで評価の件数が圧倒的に多かった

箱から出してみると説明書が付属しているが日本語での説明は無い。これはマイナスポイント。と言ってもAmazonの購入のページ説明見たら必要ないけど。

分かりやすいように立てて撮影した。まず上から包丁を磨くときの角度をつけるために包丁に付けるアダプター。その下が砥石でレンガ色の部分が粗めの1000番白い部分が仕上げ用の6000番そしてゴムの滑り止めが付いている。一番下は竹台で底に滑り止めのゴムが付いている。これは結構カッコ良いので研ぐときのテンションが上がる!

両面を使用して二段階で研磨できるので研磨時間を短縮できる。

砥石の番数

説明にある通り5分ほど水に浸す。ぷくぷく気泡が上がって来るので水を吸っているのが分かる。

角度固定ホルダーは包丁を選ぶ

では、いざ研いでみようと包丁研ぎのアダプターである角度固定ホルダーをハメようとしたが、包丁の芯の幅が太いのでハマらない!!何てこったい!結構力を入れてみたが手を滑らすと危ないので断念した。

別の包丁で試してみた。おそらく牛刀と呼ばれるものと思うが幅が丁度よかった。

幅(身厚)を見てみると2ミリ弱くらいだった。

刺身包丁の方は3ミリ少し超える幅があった。かなりシビアに包丁を選ぶので使えない。他にもペティナイフで試したが2ミリ以下だったのでスカスカでこれも使えなかった

サビがほぼ消えピカピカに

ではホルダーなしで初めての包丁研ぎに挑戦!時々板前さんが研いでいる様子をイメージしてみよう見真似でいざ!

先ずは粗めの1000番で刃の部分を磨き、次に全体の錆び落としををしてみた。水をかけながら磨くこと5分こんな感じ。

そして仕上げの6000番で決める。四苦八苦しながら何とか磨ぎ方も様になってきた。

研磨完了!ただ刃の先端(切っ先)は完全にサビで腐食していたので削り落とした。

砥石で磨く前とは雲仙の差。ロールシャープナーではこういった研磨はできない。

磨く前の様子

切れ味を試す

では、大望の切れ味はどうか検証してみる。緊張の一瞬。いざ!

スッと入った。後は引いてみる。

!!!凄い!黒い部分をひと引きで切断

ロールシャープナーよりも確かに切れる。

さて、真価を見せてもらおう。美しくなった刺身包丁でブリの刺身を切ってみる。

ほとんど包丁に力を乗せずにひと引きで刃先の最後でほぼ切れた。流石砥石の威力!

次にロールシャープナーで磨いだ普段使う三徳包丁で比べてみた。これも力を乗せずにほぼ包丁の重みだけで試してみる。

確かに刺身包丁に比べ刃渡りは40ミリほど短いが重さが3分の1(70グラム)ほど重い包丁なので明らかに切れ味はロールシャープナーに優っている

★個人的評価

●ロールシャープナー 

使い勝手 ★ ★ ★ ★ ☆ 4

切れ味  ★ ★ ★ ☆ ☆ 3

片付け ★ ★ ★ ★ ★ 5

使用頻度 ★ ★ ★ ★ ★ 5(週1、2回)

おすすめ度 ★ ★ ★ ★ ★ 5

メリット・・コンパクトで軽く、砥石のように水に浸す必要もなく10回ほど往復して磨ぐだけ。

デメリット・・切れ味が若干砥石に劣る。ローラーが接触する部分だけしか磨けない。切れ味の持続期間が短い。

●砥石

使い勝手 ★ ★ ☆ ☆ ☆ 2

切れ味 ★ ★ ★ ★ ★ 5

片付け ★ ☆ ☆ ☆ ☆ 1

使用頻度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆ 1(切れ味がかなり落ちるまで数ヶ月使用しなかった)

おすすめ度 ★ ★ ★ ★ ☆ 4

メリット・・簡易包丁研ぎ機に比べ格段に切れ味が良い。包丁の金属のほぼ全ての部分のサビを落とせる。

デメリット・・ある程度の経験や技術が必要。準備と片付けに時間がかかるので使用頻度が落ちる。

まとめ

ロールシャープナー料理する前に毎日使ってもあまり苦にならない。そして磨げば必ず磨く前より切れるようになる。自分は料理人ではないが、ほんのわずかな時間でそこそこ食材が切れる感覚がたまらないので、料理する2回に一回は使うようになっている。これは必ず持っておいた方が良い。

一方、砥石の方は料理する時とは別に時間を取り分けてガッチリ何本かの包丁を研ぐという気合で使用する。そのため自分の場合は使用頻度は数ヶ月に1回くらいになる。しかし研いだ後の切れ味の素晴らしさと手間暇かけて研いだ分包丁に対する愛着がロールシャープナーとは比較にならないほど強くなる。

特に包丁や料理にこだわりがなければ今回紹介したロールシャープナーをお勧めする。自分は数年使用しているが今のところ問題なく使えている。しかし切れ味に満足できない人やサビやすい鋼材の包丁を持っているなら砥石を持っておくのがお勧めだと思う。

海鮮をこよなく愛する庶民
kei-chan

197X 年生まれ 和歌山の海に囲まれた環境で生まれ育ち、子供の頃は親が釣ってきた新鮮な魚をいただくうちに、日常の食卓に魚介類が欠かせないと思えるようになった。釣りは苦手だが、海の幸を食することに喜びと生きがいを感じる。共感してくれる誰かがいてくれたら応援してほしい。

当サイトは「Amazon.co.jpアソシエイト」に参加し商品の宣伝を行っています

kei-channelをフォローする
魚介グルメアイテム
kei-channelをフォローする