年末年始は、お客でいっぱいだった地元の海鮮市場も、子供たちの冬休みが終ったので再び夕方同じくらいの時間に足を運んでみると嘘のように静まりかえっていた。 そんな中、普段はここではあまりお目にかかれない、和歌山県の名物でもあるサンマ寿司が置いてあった。特に心惹かれたのは、普通のサンマ寿司に加え、炙りサンマ寿司も入っていて、炙りの見た目がかなりいい感じだったので、サンマ寿司ファンの自分は、我慢できず叩く間に手にとって勘定を済ませてしまった。
価格800円とそれなりにするが、関西以外から来た観光客の方は食べる機会が滅多にないかもしれないので是非いただいてほしい。
一人でいただくにはちょっとボリューミー。今日は素敵なサンマデー。(素敵なSomebody:byホイットニーヒューストン)ちょっと強引。
普通のサンマ寿司と炙りのサンマ寿司の違い
サンマ寿司
まずは普通のサンマ寿司。さば寿司ほど厚みもなく脂も控えめ。
サンマをめくるとこんな感じ。酢ベースの調味料で締められている。酢飯は握り寿司より硬く、押し寿しより柔らかい。
炙りのサンマ寿司
炙りのサンマ寿司の見た目が食欲をかきたてる。何かがはみ出ている?
めくると何と甘酢漬け生姜がサンドされている。
さらに下には・・?よく見ると白いりゴマ。先ほどはみ出していたのはこれだったのか。
薬味を付けていただく
本来は何も付けずにそのままいただくのが普通。しかし自分はサンマ寿司にオススメな薬味がある。それがこれ!
!練りカラシ!
まずは先ほどのサンマを外した普通のサンマ寿司に付ける。
箸で満べんなく塗り広げる。
そして、元に戻していただきます。
いざ!
・・
!!うんいいね。薬味好きにはこのピリッとしたアクセントがたまらない。わさびよりも合う。
炙りサンマ寿司に特にオススメ
続いて炙り寿司の方はサンマと生姜を外したゴマの上からからしを乗せる。
そして、からしを塗り広げ、ガリを乗せる。
そして、サンマを乗せ完了。実は地元で評判の良いホテルのコース料理の中にサンマ寿司があるのだが、炙りサンマ寿司にこの練りからしが使われていたのをいただいたことがある。
楽しみだぜ!いざ!
・・
!!!旨い!普通のサンマ寿司の時よりはるかに旨い。炙られたサンマの香りと風味に練りからしのとがった風味が中和するというか、それを引き立てる役割を果たしている感じがする。
炙りにラブ(歌手:アヴリル・ラヴィーン)これもちょっと無理があるかな。
まとめ
以前にも紹介したことがあるサンマ寿司。今回紹介した炙りサンマ寿司だが、店によって生姜が入っていないところもあるので、これが標準だと誤解しないでほしい。しかし、サンマ寿司には炙りと生姜とからしは三種の神器ではないかと思えてきた。全国的に知名度がある炙りさば寿司には生姜がサンドされているものが結構あるので、理にかなっているかもしれない。さて、和歌山の紀南地方でのサンマ寿司の競合は激しいと思うので、味のレベルは高いと思う。これからも地元でまだいただいたことのない製造業者のサンマ寿司が目に入ったら、片っ端からて制覇していくつもりだ。