今回目に付いたのはあまり店頭に出ない魚としてブリによく似た魚をゲットした。ブリのように水揚げが多くなく養殖も少ないので希少価値はブリよりも高いようだ。長崎県産の天然物のヒラマサ。
しかし愚かなことに買いすぎて他のもので腹が膨れ購入したその日に食せず購入したその次の日に食することになった。冷蔵庫のチルド室から取り出していざ食してみる。
短冊の一部をカットして皿に盛り付ける。少し色が黄ばんでいるように見える。初ヒラマサのお味はどんなだろう?期待と不安が交差する。。
わさびと醤油をつけて口に放り込む
なるほど、ブリのような味わいを最初感じるが、後からアジの味わいに変わる。これがヒラマサか。どちらかといえばアジの風味の方が優勢といった感じだ。
しかし鮮度が確かに落ちている。マグロやサーモンならまだまだいけるが、これは少し後味に臭みが現れる。カットした分はいただけるがこれ以上箸が進まない。残りをどうするか?しゃぶしゃぶにしようか?・・少しお湯を沸かして白だしを入れて検証してみる。
ブリのように脂がないのでさほど旨味がない。・・・・・。
さーてどうする・・・・
アジのような味わい風味・・・臭みを消すには・・・・・!!
アジの料理で生でいけるものといえば なめろう!
食材をググってみる。 そんなに明確な分量でなく大雑把でいける感じだ。
作り方
こんな感じでそろえる。楽チン。
全員集合!
あとは親の仇のごとく包丁で叩き切る
今日はこれくらいで勘弁してやる。という感じになる細かさかな。5分ほど痛めつけた。
さて、盛り付ける。
食レポ
しかし、なめろうそのものを今まで自分は食したことがない。それもヒラマサのなめろうなど聞いたこともない。大丈夫なのか?!!
アムロ行きまーす!という戦いに赴く心境でいざ!
ない!ない!ない!あの臭みが見事にない!にんにくと味噌の威力が炸裂している。長ネギもいい仕事してる。ネギ特有の風味が臭み消しになり、それに加えシャキシャキした食感と味わい。そして大切なのが生魚を食しているのがはっきりわかる喜び。さらにアジに似た濃厚なヒラマサの旨味も感じられる。悪が一掃され正義だけが残る。うめーっ。これはたまらない。全て完食。まだまだいただきたい。
まとめ
もう処分しようとも考えていたが、9回裏逆転とも言える結末になった。決して上品な料理の仕方ではないが、わずかな食材でしかも簡単に美味しくいただける。これからも臭みのある青魚の刺身は全てこれでクリアー出来るのではないかと考える今日この頃だ。