今まで、金目鯛が地元のスーパーなどで店頭にあるのは見た事があったが、そこそこ高額なのでスルーしていきたが、今回は別。産地を見て驚いた。なんと東京都産!今までいろんな産地が刺身パックに記載されていたが、東京都という表記は初めてだ。東京都内で金目鯛の料理が出てくる料亭ならわかるが、どういうことだ?東京湾で取れたのか?謎は深まるが、地元和歌山の海の方が綺麗なので美味いと思いつつ、なんせ東京、地方の人間なのでその響きに誘われて即ゲットした。
産地に目を奪われる
拡大してみた。ここに注目!
大都会を実食する
今晩はこの日本の首都をいただけると思うと少し興奮する。
あぶり というのも乙な感じでいいね。
炙られた皮が食欲を刺激する。
では、今日は味変を楽しみながら堪能してみるとする。
まずは、スタンダードな醤油にわさび。いただくとする。いざ。
・・
・?・ん・ タイとは別物だ。表現するのが難しい。今まで食したことのない味。しかし旨い!身は少し柔らかいが脂と旨味があって臭みや癖がない。だれにでも旨いと言わせられる代物だ。クエのような、癖の無いマグロの部位のような、炙った皮の部分が香ばしいのでそれらが口の中で融合し独特の味を楽しませてくれる。
いやー 高級魚だね。
さて、次は付属のレモンを絞って醤油とともにいただく。
ゴールドアイ(金目)に少ししみるが、我慢してくれ。
身が持ちにくいので少し折りたたんでコンパクトに。
では、いただかせてもらう。
・・・
!うん。さっぱりしていいね。
さらに、付属の大葉で。
ではいただくとする。
・・
つつみ込むように・・・(by MISA)
・・大葉の風味に少し旨味が持っていかれるかな。まあ悪くはない。
さて、今度の味変はポン酢。
炙りの皮との相性がよさそうなのでどうかな?
・・
・・ちょっと塩見が薄いので物足りないかな。もっと味の濃いポン酢なら合うかも。
今度は付属の海藻類とポン酢を絡めて一緒にいただく。
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・・ああ、こっちの方が海藻にしっかりポン酢が吸収されるので刺身に味が行き届くが、海藻の風味に刺身の風味が邪魔されるので別々にいただく方がいい。
ちなみに海藻とポン酢との相性はグッド。箸休めに食すると口の中がリセットされる。
まとめ
今回はやはり通常通りに醤油とわさびで食するのがベストだと思った。刺身パックに入っているものは飾り付けのためのものである。刺身の素材の味を堪能するにはまず、美味い醤油が基本だ。わさびの付けすぎにも要注意。このブログでも醤油にこだわっているが、ご覧いただいている方に少しでも海鮮を楽しんで欲しいし、海鮮への礼儀だと心得ている。
さて、東京都産とあったが、ググってみると金目鯛の水揚げは関東東沖とか伊豆諸島辺りのことのようだ。また、鯛とはあるが「タイ科」とはまったく別種で深海性の魚との事だ。いつか、大都市東京の高級料亭で金目鯛をいただきたい。