普段はローソンやファミマは近くにあるので良く利用するが、実は自分の住む周辺ではセブンイレブンが少なく、そこに行くまで車で30分程走らなければならない。この度は近くで用事があったのでそこに足を運んで見た。行ってみるとなんと炙りしめさばが置いてある!おそらくコンビニで置いてあるのはここセブンイレブンだけではないだろうか。比較的サイズはコンパクトだが、価格も税込300円とリーズナブであり、一人で暮らしの人に買いやすい量の設定なのも良い。それと、消費期限も自分が購入したものは残り4日はあったので、スーパーの刺し身コーナーのもののようにその日に食べなくても良い。
オールインワンの商品
コンビニのしめさばの実力はいかに?
ビニールを外すとオッ!香ばしい炙り皮の香りがパッとテーブルに広がる!面のパッケージに表記されていた通りだ。密閉されているので香りが閉じ込められている。たまらない!スーパーで売っている冷蔵のパックされたものでは経験できない。
醤油とワサビが付属している。そして、醤油もワサビもはさみを使わず手凝らされずに使用できる。こういった配慮がなくて周りに飛び散らす商品もある。
そして容器に醤油の受け皿があるのは至れり尽くせりなのである。さすがコンビニ界のナンバー1のことはある。まず、商品の作り込みというかコンセプトがスーパーとは違うので、これ一つで全てが完了するのは素晴らしい。
絶妙な味のバランス
切り身は一枚一枚が薄くカットされているので、ボリュームは少なく感じる。しかし、このサイズの容器にビッシリと綺麗にまとめられているので、特に気にならない。
ここまでの評価は高いが、肝心なのは味。しめさばの味付けは難しい。名の通った水産加工の業界でもハズレがあるのに、いわゆるコンビニ風情に果たしてしめさばファンを納得させられるのか?
何もつけずに
容赦はしない! では早速実食開始。まずは何も付けずにいただく。いざ!
・・
!!甘い?!!いや塩味が少なく甘みもあって、噛めばどちらも丁度良い加減で味付けされているのがわかる。そして、炙られているのにパサついていない。水々しさは無いが、脂が乗っているので気にならない。炙られた皮の風味が心地よく口の中に広がる。そのままでも旨い。
これはウルトラ7イレブン!シュワッチ!と言いたくなる。
醤油とわさびで
コンビニがこれを標準装備させていることからすると、塩味が少ないものとして商品開発されていることはうかがえた。さすがしめさばを分かっている。以前の記事でそれを検証した。
受け皿と容器が一体型だと醤油の飛び散りが少なく、動作のストロークも短くなるので何かとストレスが減る。では、いただく。
・・
!!はい、旨い。やっぱり塩味が抑えられていて、程よい酢の甘さが醤油とわさびにマッチしている。身が薄いせいもあるがとても柔らかいので、口の中でトロける。
マヨネーズで
そしてしめさばとくれば、我が推奨のいただき方。
そう、マヨちゃん。でも炙りではやっていなかった。果たしてお味は?
いざ!
・・
!!炙りしめさばでもグー!改めて旨い。塩味と酢が強いとさほど旨くないが、これはには合う。是非やってほしい。
練りカラシで
最近、炙りしめさばの寿司で市販の練りカラシを付けたら旨かったので、これに近い風味だったので試してみたくなった。
いざ!
・・
!!いいね!わさびよりいい。この皮の焦げの風味がカラシのピリッとしたところとの相性が良い。
からしマヨネーズで
あれ、待てよ。マヨネーズと練りからしと相性が良いのであれば、いっそ2つとも使えば良くない?
ということで、批判を受けようとも最大の外道に進む。そうそれは、からマヨ!「サンドイッチじゃねえんだよ!」と炙りしめさば殿に叱られるか、セブンイレブンから悪い気分と言われるのを覚悟で検証する。
別の皿を用意して、練りからしより少しマヨネーズを多めにしてブレンドする。
マゼマゼしたのをたっぷり付ける。なんかカスタードクリームみたい。ゴメンね。炙りしめさば。
では、責任取らせていただきまーす。
・・
!!!外道成功!自分の目に狂いは無かった。炙りしめさばだからこそ、いやセブンイレブンだからこそシンクロ出来たに違いない。合います。タップリ付けて正解。マヨネーズだけよりもからしがアクセントになって物足りなさを補っている。新たな境地に向かう勇気こそ人を前進させることができる。
!結果発表!
●炙りしめ鯖のお気に入りの食べ方!
☆3位 醤油とわさび
★2位 マヨネーズ
⭐️1位 からしマヨネーズ
ケイちゃんの独断
嬉しい誤算
実はこのコンパクトな容器に結構量が入っていた。バランの下にも炙りしめさばがあった!二重底。
バランを取ると脂が上のものよりも多く滴っていて旨かった。
さすが、セブンイレブン。いい気分にさせるのもお手の物。
感じたこと
この度はコンビニ風情などとつづってしまったが、撤回する。扱い易さ、味、価格のバランスはスーパーなどでは真似できない。これらは、コンビニ業界独特の規格かも知れないが、消費者のニーズをよく研究しているのが分かる。自分はスーパーや市場で売られた物を基準にしているので、味や量に特に注目するが、今回の商品は少し違う視点に立てた。例えばコンビニのイートンスペースでビール片手にサッといただけるし、自分の好きな車中泊でも問題なくいただける。量は決して多くはなかったが、しかし味は妥協していないと言える。このコンセプトで味の限界に達していると思えるような完成度だ。また、コンビニで面白いものがあれば紹介していきたい。